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今月の一言は、
「いちばんたいせつなことは、目に見えない」です。
これは、フランスの作家(1900~1944)、 サン=テグジュペリの代表作
「星の王子様」の一節です。
彼は、パイロットであり、かつ作家でした。第二次世界大戦で敵に撃ち落とされますが、
のちに、撃ち落とした敵が、「相手が彼と知っていたら撃たなかった」と証言しました。
彼は、サン=テグジュペリのファンだったのです。
この一節は、いろんな場面で使われますが、医療にも当てはまる気がします。
患者さんの訴えを聞いて、それに対して検査、診断、治療を行うのは、当然の医療です。
しかし、本当に患者さんが困っていることは、こちらから聞かないと、わからないことがあります。
たとえば、胃痛で受診され、胃薬を処方したり、胃カメラをするのは当然ですが、
これでは原因がわかりません。
親の介護でストレスがあり、胃が痛いかもしれません。しかしこういうことは、
患者さんから言うことは少ないと思います。なにか相談にのって、
いい方法をご提案できれば、患者さんも楽になるかもしれません。
医師と患者さんの信頼関係を通じて、目にみえないことから、治療できれば、と思います。
きくち総合診療クリニックは、みんなで優しく包み込む医療を提供します。
院長 菊池 大和