救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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都市と地方で診療報酬に差をつける提案

以下 webニュースからの抜粋です
財務省は16日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、医師が都市部などに偏在している状況を是正するため、地域別の診療報酬を導入するよう主張した。医師が多い地域で診療報酬を減額するといった方法で、足りない地域への移行を促す。高齢化で増える薬剤費の抑制に向けた取り組みも進めるよう提言した。
 財務省は「現状のままでは、大都市部において医師や診療所数が過剰となり、地方は過少となる傾向が続く」と指摘。全国一律の診療報酬を、診療所の不足地域と過剰地域とで異なる水準にすることを提案。当面の措置として過剰地域の報酬を引き下げ、節約分を不足地域での対策強化に充てる案を示した。
いよいよ具体的な策が出てきました。
内容はまだ不詳ですが、国が地域医療のために考えはじめました。
都市にはクリニックが多く、地方には少ないので、これを改善するため政策です。
県単位か市単位なのか、どのようなクリニックを優遇するのか、これから議論です。
診療報酬でサポートするのか、開業費などでサポートするのか、やり方はいろいろありますが、
なにかしらでサポートしないと、医師も人口が少ない場所で開業しないでしょう。
(診療報酬もそうですが、そこで働くナースや医療事務、放射線技師、理学療法士にも国が給与を十分に保証しなければ、地方には人材が揃わないでしょう)
地方では、都会よりよけいに総合診療クリニックが必要になります。
どんな症状でも診てくれるかかりつけ医が全国に必要なため、
専門や臓器にとらわれて開業する先生は、これ以上いらない気もします。
すこし脱線しますが、都会では専門のクリニックがとても多く、
今後高齢の患者さんはどこが自分のかかりつけなのか、わからなくなります。
独居の高齢者が、いくつも病院にいけないし、いざという時に探せないのです。
都会にもなんでも診る総合診療かかりつけ医が必要なのです。
私個人的には、国が全国に総合診療クリニックを建てて、
地元の大学病院や総合病院と人材面でも連携して
総合診療かかりつけ医、ナース、その他の医療スタッフを
優遇して雇用するのもいいかと思っています。
これからの日本の地域医療を守るのは、総合診療かかりつけ医です。
総合診療かかりつけ医が、自分の家の近くにあれば

患者さんはわざわざ総合病院に受診することがないわけです。

いつでも、なんでも、だれでも、まず診る クリニックが

全国に拡がれば、自分のかかりつけを1つに決めることができます。

 

総合診療かかりつけ医での開業について、すこしでも興味のある

医学生、研修医、勤務医の先生方、いつでもご連絡ください。

開業のアドバイスなど、なにかお手伝いができると思います。

 

医療法人ONE きくち総合診療クリニックは

救急診療・総合診療を通じて、地域医療に最大限に貢献します。

総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療が守られます。

院長 菊池 大和