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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
すこしイラっとした話
2026年8月24日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
ある日、患者さんが来ました。 「先生、胸も少し痛いし、背中も痛いんです。なんとなく息苦しい感じもあります。」 私はまず、これまでどこかに相談したか聞きました。 すると、その患者さんはこう言いました。 「最初に近くの病院へ行ったんです。でも、胸が痛いなら循環器じゃないかと言われました。」 それで循環器を受診したそうです。 心電図などを調べてもらって、 「心臓は大丈夫そうです。」 と言われた。 でも、...
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胸の痛みはどこにいけばいい?
2026年8月13日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
胸の痛みは、軽いものから命に関わるものまであります。 考えられる主な病気は、 心臓:狭心症、心筋梗塞、心膜炎、不整脈 血管:大動脈解離 肺:肺塞栓、気胸、肺炎、胸膜炎 消化器:逆流性食道炎、食道けいれん、胃炎 筋肉・神経:肋間神経痛、胸の筋肉痛、肋軟骨炎 その他:帯状疱疹の初期、ストレスやパニック発作 もし、あなたが循環器の専門医に受診したら 狭心症や不整脈は除外してくれるかもしれませんが、 ...
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総合診療かかりつけ医普及で、日本全体に生まれる7つの経済効果
2026年8月10日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
視点を変えて、経済効果をまとめてみました。 1.重症化を防ぎ、高額な入院医療を減らす 日頃から同じ医師が診ていれば、 血圧や体重の変化 食欲低下 息切れ 転倒の増加 認知機能の変化 薬の飲み間違い などの小さな変化に早く気づけます。 心不全、肺炎、脳卒中、糖尿病合併症などを、救急搬送や長期入院になる前に治療できれば、外来費用は多少増えても、より高額な入院・手術・集中治療を減らせます。OECDも...
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かかりつけ医の条件は、一つです。
2026年8月5日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
かかりつけ医の条件は、一つです。 何でも相談できること。 そして、いつもの薬も、その先生にまとめて診てもらうこと。 そうすれば、小さな体の変化にも気づきやすくなります。 必要なときには専門医につなぎ、治療が終わればまた日常の診療を引き継ぐ。 一人の医師があなた全体を見守り、必要に応じて専門医とつながる。 それが、私の考える「総合診療かかりつけ医」です。 The most import...
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患者さんに病院を探させる医療ではなく、医師が患者さんに最適な医療を届ける医療へ
2026年8月4日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
私は診察をしていて、いつも思うことがあります。 それは、人の体は、全部つながっているということです。 医学は、内科、整形外科、循環器内科、消化器内科、整形外科、皮膚科、耳鼻咽喉科……と細かく専門化してきました。 しかし、人間の体は、そんなふうに分かれてはいません。 頭が痛いからといって、原因が頭にあるとは限りません。 腰が痛いからといって、原因が腰にあるとも限りません。 動悸の原因が心臓ではなく、...
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病院からクリニックへの逆紹介の大切さ 高齢者が病院だけに通院することには、7つの危険があります。
2026年7月28日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
「高齢者は大学病院、総合病院に通うほど安心」というイメージを持つ方は少なくありません。しかし、すべての高齢者にとって大学病院が最適とは限りません。むしろ、病状が安定している高齢者では、地域の総合診療かかりつけ医が継続的に診るほうが安全な場面も多くあります。実際に病院も、専門治療が終了し病状が安定した患者は地域のかかりつけ医へ戻る「逆紹介」を積極的に進めています。 「高齢者が病院だけに通院することに...
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どうしても忘れられない患者さん
2026年7月26日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
80代の女性でした。 初めて私の診察室に入ってこられた日のことを、今でも鮮明に覚えています。 椅子にゆっくり腰を下ろし、小さな声でこう言われました。 「先生……ご飯がおいしくないんです。」 その声には力がありませんでした。 顔色は悪く、以前の写真よりも頬はやせ、服も少し大きく見えました。 隣に座っていたご家族も心配そうに話してくださいました。 「何か月も前から食欲がないんです。」 「体重もどんどん...
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「病院をたくさん持つより、あなたを知っている先生を一人持ってください。」
2026年7月15日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
今日は、総合診療かかりつけ医として皆さんに一番伝えたいことがあります。 それは、 「全部まとめて診てくれる、かかりつけ医を持ってください。」 ということです。 最近、こんな患者さんが本当に増えています。 「先生、私は血圧は循環器です。」 「糖尿病は別の病院です。」 「腰は整形外科。」 「皮膚は皮膚科。」 「薬だけもらいに大学病院にも行っています。」 こういう患者さんは、決して珍しくありません。 も...
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たった一人の患者さんから教えていただいた話
2026年7月14日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
私がなぜ病院の救急医を辞めて、地域の総合診療かかりつけ医になったのか、 一人の患者さんのお話をさせてください。 今日お話しする話は、教科書から学んだものではありません。 たった一人の患者さんから教えていただいた話です。 私は医師になって22年になります。 救急医として、多くの命と向き合ってきました。 心筋梗塞、脳卒中、交通事故、心肺停止。 一分一秒を争う現場で、命を救うことだけを考えてきました。 ...
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「『歳のせいですね』で終わるところでした。でも実は、この患者さんは命に関わる異常が隠れていました。」
2026年7月13日
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療は守られる
今日は、実際にあったお話をします。 70代の男性の患者さんです。 「最近、元気がない。」
「食欲がない。」
「なんとなくボーっとする。」 そんな症状で来院されました。 熱もありません。
咳もありません。
お腹も痛くありません。 ご本人もご家族も、 「歳だから仕方ないかな。」 と思っていました。 実は、この方は複数の病院に通院していました。 腎臓内科。...
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