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日本は大学の医局制度を軸として医師の教育をしてきた歴史があり、
そのため専門医の教育に舵をとってきました。
そのため、高齢化社会に入り、今そのつけがまわってきました。
つまり、総合的に診る医師、もっと言えば、総合診療かかりつけ医がいないのです。
現在の日本のクリニックの問題点・弱点を考えてみます。
①高齢の先生が多い
②若い先生が開業しても専門性が高い
③さまざまな病気をもつ患者には弱い
④緊急疾患に弱い(急患は断る。基本予約制)
⑤都会に小さなクリニックが多い。地方に少ない。
⑥開業する時に大きな金額の借金をしないといけないから、開業したくても躊躇する医師が多い。
⑦土日祝日は休診が多い
⑧検査が整っていない
などでしょうか。
おそらくこの点を改善しないと、患者さんはどうしても総合病院をかかりつけにしたり、
クリニックをかけもちするでしょう。
かかりつけ医がいないと多くの方が言いますが、
日本のクリニックが頼りないからです。
患者さんからすれば、土日診療していて、検査もできて、いつもおなじ先生がいて、
自分のことをわかってくれるクリニックがあれば、そこに通院したいのです。
もっと、クリニックを若返りさせ、医療レベルをあげて、
地域医療・患者さんを守る必要があるのです。
国・大学は、そういう医師を養成することができますし、
開業支援だってできるはずです。
総合診療かかりつけ医が、自分の家の近くにあれば
患者さんはわざわざ総合病院に受診することがないわけです。
いつでも、なんでも、だれでも、まず診る クリニックが
全国に拡がれば、自分のかかりつけを1つに決めることができます。
総合診療かかりつけ医での開業について、すこしでも興味のある
医学生、研修医、勤務医の先生方、いつでもご連絡ください。
開業のアドバイスなど、なにかお手伝いができると思います。
医療法人ONE きくち総合診療クリニックは
救急診療・総合診療を通じて、地域医療に最大限に貢献します。
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療が守られます。
院長 菊池 大和