救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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救急搬送の受け入れを断る困難事例が増加

以下WEBニュースからの抜粋です。

日本医師会(日医)は23日、医師の働き方改革の新制度が今年4月に施行されたのを踏まえ、全国の病院と有床診療所を対象に現場での変化を尋ねた調査結果を公表した。地域の医療提供体制で生じている問題点(複数回答)として、救急搬送の受け入れを断る困難事例が増加したとの回答が15.6%に上った。  日医担当者は「地域医療に影響を及ぼさないよう、医師の健康確保とのバランスを取りつつ、関係機関と意見交換を続けていきたい」と話す。  新制度は時間外・休日労働を罰則付きで原則年960時間に規制。救急医療やへき地医療を担う医師、技能習得に取り組む研修医らの上限は年1860時間とする特例を暫定で設けている。

 

救急を断る事例が増えています。

いろんな理由があります。

医師の働き方改革だけではありません。

ほとんどの理由は、「当直医の専門外だから」というものです。

病院や当直医は、救急車を断ってもとくに罰則がないので、簡単に断れます。

これで本当にいいのでしょうか。

救急車のたらいまわしは、昔からありました。

しかし、これからはもっと深刻になります。

体の弱い高齢者が増えると、

なにかあったら、救急車を呼ぶでしょう。

普段通院しているクリニックに断られて、

病状が悪くなるまで様子をみてしまうのが、高齢者です。

救急搬送数は、これまでにないぐらい増え、2倍・3倍になるでしょう。

しかし、受けいれる病院も簡単に断り、入院ベッドもありません。

本当に深刻です。

必ず救急を受け入れる病院を、市内に1つつくるべきです。

そこに医師を集めます。

病院が多すぎて、医師も分散するから、専門以外を簡単に断るのです。

一方で、かかりつけ医の質をあげて

体調悪ければ昼間に、総合診療かかりつけ医に受診します。

どんな病気も、早期に診断し、治療すれば大きなことにはなりません。

高齢者が簡単に受診できる総合診療かかりつけ医の普及が

本当に必要です。

 

 

総合診療かかりつけ医が、自分の家の近くにあれば

患者さんはわざわざ総合病院に受診することがないわけです。

いつでも、なんでも、だれでも、まず診る クリニックが

全国に拡がれば、自分のかかりつけを1つに決めることができます。

 

総合診療かかりつけ医での開業について、すこしでも興味のある

医学生、研修医、勤務医の先生方、いつでもご連絡ください。

開業のアドバイスなど、なにかお手伝いができると思います。

 

医療法人ONE きくち総合診療クリニックは

救急診療・総合診療を通じて、地域医療に最大限に貢献します。

総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療が守られます。

院長 菊池 大和