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以下WEBニュースからの抜粋です。
近年、「総合診療医」は地域医療でその存在感を強めている。前出の星総合病院でも救急の「振り分け(トリアージ)」対応など、彼らが通常診察以外でも活躍しているという。 総合診療医の育成が好循環を生んでいる場所がある。福島県いわき市にある「かしま病院」だ。 同院がある地域では「東日本大震災以前から『高齢者救急を誰が診るのか』という課題があった。救急車のたらい回しや、適切な受け入れ先がないといった事態が日常化していた」と病院長の石井敦氏は話す。 このままでは地域の医療が崩壊するという危機感から、同院では救急搬送の受け皿として「断らない」という方針を決めた。 「人手不足の中、ありえないと思われるかもしれないが、方針を決めてから皆で実現する方法を考えた。その結果、常に考える習慣が身に付き、従来の当番制や職種の枠にとらわれないやり方で、ほぼ100%の受け入れを実現した」(同氏) この方針を支えたのが多職種によるチーム医療と学び合いの精神だ。医師だけでなく、看護師、コメディカルなど、全員を巻き込んで、「皆で救急を受け、共に学ぶ」という意識が共有されたことで、総合診療医を中心に、一人が何役も兼ねるオールラウンダーが自然と育っていった。 地域医療のあるべき姿を体現する同院の姿勢が次第に周囲に認知され、医育機関ではないながら、かしま病院に学びに来る初期研修医や総合診療の専攻医が増えていった。
翻って東京。厚労省の「医師偏在指標」によれば、最も潤沢に医師がいる東京都だが、順天堂大学医学部総合診療科教授の内藤俊夫氏は「偏在を地方だけの課題と捉えると現状を見誤る」と指摘し、「東京でも医師が充足していない医療機関も多い。人手不足による『人材配置』と捉えず『どこで、誰を、どう育てるか』という中長期視点に立たなければいけない」と続ける。 ただ、「新たに総合診療医を育てて効果を出すには10年かかると思った方がいい。実際にはそこまで持たない病院も多い」とし、短期的には「セカンドキャリア」としての総合診療医の育成が急務であると話す。 地域では人手不足により、〝事実上〟総合診療を行っている専門医が大勢いる。同氏はこうした潜在的な地域の人材のリカレント教育とネットワークの構築によって、単なる充足ではない解決を目指している。
全国各地で叫ばれる医師不足。困難を抱える医療機関が、それぞれに人材獲得競争をしても、それはその場しのぎに過ぎない。病院経営者は、既存の価値観にとらわれることなく、覚悟を持って「本当に地域に必要な人材」の育成に舵を切ってほしい。そして、地域医療構想の旗振り役は各都道府県である。理想の「絵」を描くだけで、運用を現場に任せきりでは、何も変わらない。地域のために、今こそ本気になるときだ。
自分の命を守ってくれるかかりつけ医を、総合診療かかりつけ医と言います。
総合診療かかりつけ医がいれば、ちょっとした不調でも気軽に相談にいけるでしょう。
そうすれば、病気も、とくにがんなど、早期に発見できるでしょう。
単にくすりだけだす医師に通院しているだけでは
気軽にちょっとしたことも相談しないでしょう。
健康に長生きするには、総合診療かかりつけ医を見つけないといけません。
超高齢化社会の日本の医療を支えるためには
扉を広く開けている身近な総合診療かかりつけ医の普及が不可欠です。
これからの社会が必要な医師像は
なんでも診る医師
とくに、かかりつけ医に必要です。
それを総合診療かかりつけ医と呼びます。
日本は、総合診療かかりつけ医を育成して
増やす必要があります。
世界一の超高齢化社会の医療を支えるのは
総合診療かかりつけ医です。