救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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神奈川県綾瀬市人口の半数の方が当院に受診しています 今思うこと

本日

綾瀬市にお住まいの全人口のうち

半数の方(41387人)が当院に受診したことになりました。

開業して9年目ですが、

地域に総合診療かかりつけ医が根付いています。

開業当初から、クリニックに専門科目は必要ないと考えています。

患者さんが、自分で専門科を選ぶのは間違っていると思っています。

かかりつけ医とは、患者さんのいかなる症状にもまず対応し

そこから医師が病気を見つけ、適切な治療をすることが

患者さんにとって最適だと考えているからです。

若い方は自分で病院をいくらでも探して通院できるかもしれません。

しかし高齢の方や体の不自由な方、 認知症の方などは

そういうことはできません。

自分の家の近くのクリニックにしか受診できないのです。

そこの先生が、専門しか診ない という考えであれば

高齢者はまた探さないといけなくなります。

当院にも、腹痛で他院に受診して胃腸薬もらったがよくならずに

当院に受診して心筋梗塞だったとか

背中が痛くて、他の整形外科に受診してレントゲンで異常ないと言われ

当院に受診して肺がんが見つかったなど、

患者さんが自分で診断して専門医に受診して

手遅れになる方が多く受診されます。

患者さんは、まず視野広く診てくれる総合診療かかりつけ医に受診することが

適切なのです。

今までは日本は若い方が多く、このような問題は露呈されていませんでした。

しかしこれからは違います。

高齢の方が激増し、認知症の方であふれ、

都会では専門医しかいない、地方では医療機関が廃業していく中で

患者さんの命を守る、地域を守る マインドをもった

かかりつけ医、つまり総合診療かかりつけ医の必要性に

国が気が付く必要があり、もっとサポートしないといけません。

実際、

自分が体調悪くなった時に、

どこにいけばいいのか迷ったり

せっかく受診したのに、

ここではないと断られることが増えています。

そうなると、病気が進行し手遅れになることが増えてきます。

家の前にたくさんクリニックがあっても、

意味がないのです。

いつもの薬だけ出しておきます という医師は

かかりつけではありません。

いざという時に診てくれて安心させてくれる

病気を見つけてくれて安心させてくれる

病気がないと言ってくれて安心させてくれる

大丈夫ですよと言ってくれて安心させてくれる

またきてくださいねと言ってくれて安心させてくれる

このような医師を

総合診療かかりつけ医と言います。

たった一つ、総合診療かかりつけ医がいるクリニックが

家の近くにあれば、その方は安心して暮らせます。

これからの日本の社会に必要な開業医は

患者さんを想う、総合診療かかりつけ医です。

 

どんな症状でもまず話をきくこと

まず患者さんを診ること

これがとても大事なことです。

患者さんがわざわざ病気を予想して、病院を選ぶことは危険です。

いつもの薬をもらうのは当然で、

いざというときにどんな症状でもまず診てくれる

これが、日本の医療を守っていきますし

総合診療かかりつけ医が必要な理由です。

高齢者がどこにいけばいいかわからない

手遅れになる方をなくす

時代が必要としているのは

まちがいなく

総合診療かかりつけ医です。

 

今のクリニックのほとんどの医師が

自分の専門分野だけの検査、処方をしています。

他の病気のことは考えていません。

患者さん、特に高齢者は自分の症状にあった病院、クリニックを探して

見つかればいいのですが、専門医に受診すると検査だけになり

異常なければ他に言ってくださいと言われるだけです。

これでは、体の不自由な高齢者は大変で、病気の早期発見ができなくなります。

どんな症状でも診てくれて、病気を見つけてくれる

安心させてくれる、かかりつけ医が必要です。

 

医学教育を変えて、なんでも診るかかりつけ医

総合診療かかりつけ医を日本に普及させないといけません。

患者さんは、自分の命を預けるかかりつけ医をもてば

どんなことでも相談できます。

そこから病気がみつかるのです。

 

医学生、研修医の先生、これから開業を考えている先生方へ
これからの日本で、必要な医師像は
本当のかかりつけ医
です。
専門に特化したクリニックではなく
0歳から100歳まで
患者さんの普段の健康状態を守り
生活習慣病を治療し
認知症と向き合い、
急な症状にも対応する
がん、心筋梗塞、脳梗塞を早期発見する
急な病気から患者さんを守る
きずを縫合する
心配を安心にかえてあげる
その方の、過去現在未来に寄り添う
総合診療かかりつけ医です。
研修医になったら
救急の勉強をしっかりやって
生活習慣病を管理できるようにして
レントゲン、CT、MRIを読めるようになって
傷の処置もできるようになって
診察、会話がスムーズにできるようになって
患者さんから信頼される医師、人間になれるように
努力しましょう
医師は、一生勉強です。
開業についてわからないことあれば
どんなことでもご連絡ください。
これからの日本を支える必要な医師像は
総合診療かかりつけ医です。

自分の信頼できる総合診療かかりつけ医に受診し

視野広くみてもらうことが、一番の近道で安全です。

特にご高齢の方にとって、総合診療かかりつけ医は

必要不可欠になります。

まずあそこに行こう と思えるかかりつけ医が

いるいないのとでは大違いです。

これからの社会が必要な医師像は

なんでも診る医師

とくに、かかりつけ医に必要です。

それを総合診療かかりつけ医と呼びます。

日本は、総合診療かかりつけ医を育成して

増やす必要があります。

世界一の超高齢化社会の医療を支えるのは

総合診療かかりつけ医です。

 

患者さんへ 

自分が健康でいるためには

総合診療かかりつけ医が必要です

医師へ

これから必要とされるのは

患者さんの身近にいて、どんなことで診てあげる

総合診療かかりつけ医です

国へ

総合診療かかりつけ医が日本中に拡がれば

患者さんも助かりますし、医療費も削減できます

ぜひ、サポートお願いいたします。

メディアの方へ

かかりつけ医の問題は国民にとってまだ理解不十分です

ぜひ、この問題をとりあげてください

 

 

これからも綾瀬市の方、地域の方の健康を守っていきます。

メディアを通じて、日本中に

総合診療かかりつけ医が拡がるように

精一杯やっていきます。

引き続き、きくち総合診療クリニックを

よろしくお願いいたします。

菊池 大和