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本当に切実な直近の問題が、
「かかりつけ」です。
もう待ったなしです。
今の40代、50代の方が、65歳になるころは
このままいくと、自分の病気を診てくれるところがなくなります。
今回、コロナで、「かかりつけ」という言葉をよく耳にしたと思います。
熱がでたら、かかりつけに相談しましょう と耳にしました。
実は国は、高齢化社会をこれから迎えるという30年前に
なんでも診療する「家庭医」の育成に取り組もうとし、
厚生労働省で検討会をはじめていましたが、
医師会などの反対があり、なくなっていました。
今回コロナもあり、「かかりつけ医」が本当に必要だよね ということで
昨年検討会がはじまりました。
また厚生労働省は2015年に
「保健医療2035提言書」内で
(総合的な診療を行うことができるかかりつけ医のさらなる育成が必須であり、
今後10年間程度ですべての地域でこうした総合診療を行う医師を配置する体制を構築する)
とまとめています。
現実を見てみましょう。
自分たちが直面する問題です。
あと数年すると、国民の1/3が65歳以上になります。
2040年には、100歳以上の方が今の8万人から70万人になります。
日本のほとんどの方が高齢者になり、若い方が減り介護する人がいなくなる時代になります。
高齢者は、病気をいくつも持っています。けがもしやすい。認知症が増える。
足がよわって、移動できない。
老老介護が多くなり、通院が大変になります。
いくつも病院にいけなくなります。
いくつもかかりつけをもてなくなります。
だから、
通院するクリニックを一つにする必要があるのです。
臓器別の専門を優先するクリニックも大事ですが
それ以上に、人を診る、総合診療かかりつけ医の方が大事なのです。
地域に密着した、総合診療かかりつけ医が全国に必要なのです。
これから、かかりつけ医とくに、総合診療かかりつけ医について
ブログを書いていきますので、メディアの方々に、この問題を
とりあげていただきたいです。
よろしくお願いします。
総合診療かかりつけ医での開業について、すこしでも興味のある
医学生、研修医、勤務医の先生方、いつでもご連絡ください。
開業のアドバイスなど、なにかお手伝いができると思います。
医療法人ONE きくち総合診療クリニックは
救急診療・総合診療を通じて、地域医療に最大限に貢献します。
総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、地域医療が守られます。
院長 菊池 大和