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以下 WEBニュースからの抜粋です。
医師が都市部などに偏り、地方で不足する問題を解消するために、厚生労働省は医師の確保が難しい地域で開業などをした診療所を経済的に支援する案を示しました。 医師は都市部などに集中し、地方や特定の診療科では不足していることが深刻な問題となっています。 これを受けて、厚労省はきょう開かれた検討会で、医師の確保が難しく、優先的に対策をとるべき地域を「重点医師偏在対策支援区域」と定め、この地域で開業などをする診療所を経済的に支援する案を示しました。 また、この地域にある一部の医療機関に派遣される医師に対して、手当てを増額する案も検討されています。さらに、公立病院で院長などの管理者になる要件として、医師が少ない地域で1年以上勤務することを加える案も示されました。 厚労省は今後の検討会での議論を踏まえ、年内にもこれらの対策をとりまとめる予定です。
国がいろいろ対策を打ち出しています。
私が思うのは、。2つです。
①総合診療かかりつけ医でないと意味がないということ
②患者さんが少ない地域に開業する医師はいないということ です。
①について、糖尿病しかみない、整形外科しかみない、子供しかみない
そういうクリニックは、これからの日本の地域医療に必要性を感じません。
なんでも診る、患者さんを守る、地域を守る そういう総合診療かかりつけ医が必要なのです。
②について、なかなか患者さんがこれから少なくなるだろうという場所で開業する医師はいないと思います。
国が、全国各地に大型の総合診療クリニックをつくり、そこに総合診療かかりつけ医を派遣する。
週1でもいいですし、週5でもいいです。クリニックに1人院長が必要ですが、そこは制度を変えて全員医師がパートでもいいと思います。人口が減って患者さんが減ってきたら、近くのクリニックと合併します。
言うまでもありませんが、開業する医師が、その地域を守るという強いマインドをもてるかどうか
だと思います。
お金は初動には必要ですが、そこで何十年も働くためには、
やりがいが一番大事です。
医学部教育で、総合診療かかりつけ医のマインドを教えてあげたいです。