鹿児島県の大崎町が14日、町内に診療所を開設すると最大1億円を助成すると発表しました。深刻な診療所不足解消の一手として、東靖弘町長らが記者会見を開き、事業の内容を説明しました。 （大崎町・東靖弘町長）「大崎町で診療所を開設した場合、最大で1億円の支援を行う制度を創設した」 大崎町が発表した「医療確保プロジェクト」は、特に町内で不足している内科と小児科の医師を募集。診療所を10年以上継続することなどが条件で、土地取得費や建設費など、開業にかかる費用が最大で1億円助成されます。 大崎町内診療所の数は現在3か所と、十数年前から半減している上、志布志市の18か所、垂水市と肝付町の8か所と近隣自治体と比べ少ない状態が続いています。また、現在の町内の3か所の医師はいずれも65歳以上で、近い将来、医師不足の深刻さが増すことが見込まれます。 （大崎町・東靖弘町長）「開業を考えている医師の方や、地域医療に興味を持っている医師の方に、是非、大崎町での開業をご検討いただければ」 大崎町では、この事業の財源として、きょう14日にスタートさせたふるさと納税型のクラウドファンディングを活用するということです。