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80代の男性が、38度の発熱で受診されました。
かぜの症状もなく、熱だけでした。
CTをとると、肝臓に膿の塊(膿瘍)を認めました。
発熱だけというのはとても慎重に診察します。
特に高齢者や認知症の方は、痛みを感じにくく
病気を見落とす可能性が高くなります。
単にコロナ、インフルエンザの検査をやって終わり などというようなことはしないで
熱だけであれば、CTをとって全身検査することも必要になります。
高齢者が増える社会で、
いかに開業医、かかりつけ医が手遅れるになる方を減らすことができるか
自分の得意な病気だけをみる時代は過ぎました。
これからは、総合診療かかりつけ医が増えて、
いろんな病気を早期発見する時代です。
とても大事なことです。