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日本は今、経験したことのない超高齢化社会に足を踏み入れています。
これから、65~74歳の方は減少傾向にあり、75歳以上のいわゆる後期高齢者の方が増えていきます。
現在8人に1人が、2050年には4人に1人が、75歳以上になります。そのおよそ半分の方が病気を抱えて生きていくことになります。
「ポリファーマシー」という言葉をご存じでしょうか。「多剤処方」と訳されますが、75歳以上の方が6種類以上の薬を飲んでいると、副作用が増える結果が出ています(15%の確率)。
多剤処方の原因は明瞭で、病気をたくさん抱えているため、いくつもの病院に通院しているからです。
臓器別の専門医は、自分の分野の薬を出しますが、その方がほかに何種類飲んでるかは、あまり考えません。
国は、こういう問題の解決策として、総合診療を行うかかりつけ医を増やす政策を打ち出しています。
総合診療医は、多剤を出すことはしません。必要最小限で、患者さんにあった薬しか出しません。
80歳近い方が、多くの薬を飲むことは、体に負担がくることがわかっています。
今後、総合診療医の役割、責任が大きくなっていきます。
きくち総合診療クリニックは、かけがえのない命を、みんなでやさしく包み込む医療を提供します。
院長 菊池 大和