救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

LINE友だち追加

総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

ブログ

Blog

このままいけば、今後日本中でこのような叫びが増えるかもしれない

人口の1/3が65歳以上になり、100歳以上が80万人をこえ 介護する方もいない、認知症が増える時代になります。 認知症の方は、65歳以上の1/5にあたる700万人以上になります。 ほんとうに危険な不安な時代になります。 今まで日本は医療は安全・安心という時代でしたが、 高齢化を迎え、そうではなくなります。 みなさん、自分のこと、家族のこととして 考えないといけません。 このまま都会では臓器別・疾...

なぜ、総合診療かかりつけ医は少ないのか

みなさんは、自分の家の近くに 総合診療かかりつけ医があれば、そこに通院するだけでいいので そこをかかりつけにすると思います。 では、なぜここまで総合診療かかりつけ医が全国にいないのでしょうか。 一番は大学の医局制度により、専門に力をいれる医師を教育することに 重点がおかれてきた という歴史があるということです。 つまり ①大学で地域医療、総合診療についての教育がほぼない ②地域で活躍する魅力を勉強...

国がすすめる 地域包括ケアシステムには、総合診療かかりつけ医が絶対に必要

国が力をいれている「地域包括ケアシステム」の特徴は、 ①重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で人生の最後まで続けられるように、 医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制 ②認知症が増えるため、地域で支える ③住んでいるところから30分以内の距離で、医療機関、デイサービスなどが揃って、 生きていけるようにする です。 一人の患者さんの医療・介護の指示は、すべて医師が責任もって指...

どんな先生が、総合診療かかりつけ医に合うか

もちろん、医学の知識や手技ができるのはあたりまえとして それ以外に ①地域医療を守るんだという決意をもっている ②開業しても一生懸命勉強する ③患者さんの目線になって、発言・行動できる ④会話が明るく、コミュニケーションがとれる などでしょうか。 医師なのですから、クリニックに受診した方を門前払いしてはいけません。 医師が診ることから、すべてがはじまります。 しっかり専門医につなげるのも、大事な立...

地域医療 クリニック・診療所の現状と問題点

現在、日本には 10万弱のクリニックがあります。 毎年徐々に増加しており、 クリニックは、10年で1万増加しています。 細かくみると、 北海道 横ばい
東北 減少
関東 増加(毎年200件増)
甲信越 減少 北陸 減少
中部 増加(毎年30件増)
関西 増加(毎年20件増)
中国 減少 四国 減少
九州 減少 沖縄...

かかりつけ医は、病院ではなくて、クリニックの方がいい理由

当院に受診される方で、よく患者さんからお聞きするのは、 「いつも薬をもらいにいっている病院に電話したら、主治医がいないから診れない、と言われた」 「日曜は先生がいないと言われた」 「いつも薬もらっているクリニックにその症状はうちでは診れない、と言われた」 というものです。 海外と違って、日本はフリーアクセス医療ですので 自分で探せば、どこか医療機関にたどりつけます。 (逆に言えば、探さないといけま...

かかりつけ医ってなに?

まず2013年に医師会が定義した「かかりつけ医」をみてみましょう。 要約ですが、 ①患者の生活背景を把握し、自己の専門性を越えて、解決策を提供する。 ②自己の診療時間外も患者のために、休日・夜間も対応できる体制を地域で協力する ③保険・介護・福祉関係者と連携する。在宅医療を推進する。 ④患者・家族に、適切かつわかりやすい情報提供する これは、10年以上前に提言されたものですが、 現実と理想の差がす...

総合診療かかりつけ医が全国に拡がらないと、大変なことになる

本当に切実な直近の問題が、 「かかりつけ」です。 もう待ったなしです。 今の40代、50代の方が、65歳になるころは このままいくと、自分の病気を診てくれるところがなくなります。 今回、コロナで、「かかりつけ」という言葉をよく耳にしたと思います。 熱がでたら、かかりつけに相談しましょう と耳にしました。 実は国は、高齢化社会をこれから迎えるという30年前に なんでも診療する「家庭医」の育成に取り組...
1 3 4 5 6 7