救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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総合診療かかりつけ医が増えない理由(専門で開業する理由)

日本には10万のクリニックがありますが、 ほとんどが先生の得意分野で開業します。 それはあたりまえです。 医局にはいり、臓器別の勉強をしてきましたから、 なにも知らない病気には手をだしません(訴訟も多いですし)。 開業するタイミングは、勤務医に飽きがきて、そろそろ独立して 自分のやりたいように残りの人生を過ごそうかなあという医師がほとんどでしょう。 だから開業医の院長年齢が高いのです。 最近は、3...

総合診療専門医と総合診療かかりつけ医は、別物です

国は総合診療専門医を増やそうとしています。 総合診療専門医が増えれば、地域医療が守られると思っているかもしれません。 総合診療医は少しずつ増えてはいますが、全然足りていませんし、増えるまで時間がかかります。 問題は、総合診療医が開業するかどうかです。 私の考えは、総合診療専門医と総合診療かかりつけ医は 全くの別物です。前者は、病院で勤務している先生がほとんどです。 言い方悪いですが資格をもっている...

コンビニ受診とはしご受診問題は、総合診療かかりつけ医で解決できる

コンビニ受診とは、 軽症の方が、夜間や休日に総合病院救急外来 に受診し、総合病院や大学病院の当直医が疲弊する問題です。 土日は、総合診療かかりつけ医に受診すれば解決します。 夜も、夜間当番病院を地域ごとにまとめて数を減らして、当直する先生をまとめて負担を減らすか (昼間勤務したら、そのまま当直できない制度をつくるか) あとは、軽症の方の夜の受診を控えるように制度をつくるか です。 はしご受診とは、...

医師教育の現状と問題点

高校卒業し、医学部に入学します。 医学部6年で、医師としての基礎、病気を学びます。 医師国家試験に合格したら、総合病院や研修病院で初期研修を2年間行います。 その内容は結構フレキシブルで自分の興味のある科を長めに研修できます。 2年終わったら、大学の医局に入るか、そのまま病院に就職するか、研究の道に進むか になります。卒業して3~10年の間に、専門医を取得する先生が多いです。 学生と初期研修の8年...

総合診療かかりつけ医の特徴

総合診療かかりつけクリニックの特徴は、 ①いつでも、なんでも、だれでもまず診る ②検査設備がある程度整っている ③急患を受け入れる、断らない ④家族みなが受けられる ⑤検査や薬の重複を避けられる ⑥昔からの経緯をわかってもらえる   まず大前提として、患者さんの立場になって ①と③のマインドは忘れてはいけません。 この2つは、総合診療かかりつけ医にとってなくてはならないですし、 これがで...

地域医療に携わる開業医の先生方へ

まだ開業して7年しかたっていないので 先輩の先生方に意見をいうのはおこがましいと思っています。 今回のコロナで当初(今は一部)ほとんどのクリニックが 熱や風邪を診ませんでした。 日本には10万もクリニックがあるのに、診療難民があふれました。 私はすこし、日本のかかりつけ医がはずかしいと思っていました。 日本医師会総合政策研究機構がまとめた 「日本の医療に関する意識調査2022年臨時中間調査」による...

医師になりたいと思って勉強している学生、医学部生、研修医の先生、開業を考えている先生方へ

厚生労働省が定義するかかりつけ医とは、 ①健康に関することをなんでも相談できる ②必要な時は専門の医師・医療機関を紹介してくれる ③身近で頼りになる医師 のことです。 さて、みなさんが住みなれた地域にはこのような先生はいますでしょうか。 自分が普段通院しているクリニック・病院は、この3つを満たしているでしょうか。 残念ながら、このようなかかりつけ医は極めて少ないのが現状です。 医師は自分の専門分野...

今、自分(患者さん)たちができること

私は、総合診療かかりつけ医が全国に拡がると確信しています。 しかしもうすこし時間がかかります。 今、自分たちができることを考えましょう ①今定期的に通院している病院・クリニックは、自分のすべてを診てくれますか? ②日曜・祝日に具合が悪くなったら、どこに受診しますか? ③もうすこし違うクリニックで、総合的に診てくれるクリニックはありませんか? ④病院に通えなくなったら、近くにクリニックありますか? ...

国に対しての要望 国民医療費をふまえて

国民医療費の増加を減らすためには 総合診療かかりつけ医を増やすことが一番大事だと思っています。 ①国民医療費は1年で45兆円、はじめて45兆円を超えた ②65歳以上の方は1年で35万円、65歳未満の4倍 ③医科診療医療費の50%が病院、20%が診療所 昭和55年は10兆円、平成12年は39兆円、 平成22年は40兆円、令和3年は45兆円です。 高齢者が増えるので、医療にかかるお金が増えるのは当然で...

このままいけば、今後日本中でこのような叫びが増えるかもしれない

人口の1/3が65歳以上になり、100歳以上が80万人をこえ 介護する方もいない、認知症が増える時代になります。 認知症の方は、65歳以上の1/5にあたる700万人以上になります。 ほんとうに危険な不安な時代になります。 今まで日本は医療は安全・安心という時代でしたが、 高齢化を迎え、そうではなくなります。 みなさん、自分のこと、家族のこととして 考えないといけません。 このまま都会では臓器別・疾...
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