救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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ウイルス

風邪は病気の名前ではありません。

いわゆる、風邪症候群といい、はなみず、せき、くしゃみなどの症状のことを言います。

風邪を起こすウイルスは200種類以上あります。

たとえば、

ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、

パラインフルエンザウイルス、

アデノウイルスなどです。またそれぞれに、タイプが存在します。

しかし風邪をひいても、病院では原因のウイルスを調べません。

ほとんどが自然に治るからです。

ウイルスは、私たちの身の回りにいつもあるもので、

目、鼻、口など粘膜から体内に入りこみます。

しかし、すこし入ったからといって、すぐに風邪をひきません。

自分の免疫細胞が戦って、増殖を防いでいるからです。

つまり、感染しても発症しなければいいのです。

どのような方が、発症するのか。

免疫が弱っている方です。

高齢の方、癌の治療中の方、肺が悪い方、肝臓が悪い方、糖尿病の方は、

すこしのウイルスが入ったら、免疫が戦う力がないので、ウイルスが増殖してしまいます。

若い元気な方は、普通ウイルスの増殖を防げるので、

体内にいても(感染していても)無症状でいます。

どんなウイルスにたとえ感染しても、増殖を防ぐには、

自分の免疫をおとさないようにするだけです。

十分な睡眠、栄養、規則正しい生活、ストレスなくす、

あったかいお風呂はいって、あったかくして寝る。

もちろん、手洗い、うがいをこまめにやって。

今の新型コロナウイルスも、

おそらく、検査すれば無症状の若い方はたくさん感染しているかもしれません。

しかし、

今大事なのは、感染者数ではなく、

免疫が弱い方をいかに助けるか。

重症化させないか、それが大事なのは言うまでもありません。

医療法人ONE きくち総合診療クリニックは、

救急診療・総合診療を通じて、地域医療に最大限に貢献します。

院長 菊池 大和