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70代の女性の方です。
3か月前に総合病院で大腸がんの手術をし
通院しています。
最近、めまい、ふらつきを感じていましたが
主治医には、言えなかったのか、言わなかったのか
お腹とは関係ないと思っていたそうで、伝えていませんでした。
自分で耳鼻科を探し受診し、めまいの薬をもらいました。
しかし治らないので、当院に受診しました。
大腸がんの手術したことをおききし、
一番怖いことが脳に転移していることだと思い
CTをとると、脳転移を認めました。
大腸の手術をした総合病院の主治医に紹介し、そこで治療を受けています。
今回の方は、まずなんでも相談できるかかりつけ医がいなかったことで、
見つかるまで時間がかかってしまいました。
自分が受診する先生が専門医ばかりですと、臓器別になってしまい
専門外のことについては、患者さんも相談できないですし
医師の方も視野にありません。
そうなってしまうと、患者さん、特にご高齢の方は
自分で病院をさがすはめになってしまい、結果的に治療が遅れてしまいます。
大腸がんの手術した主治医が、「人」をみていれば、めまいも精査できたかもしれないですし
耳鼻科の先生が、よくならないならまたきてください と言っていれば
この方もまた気軽に受診できたと思います。
繰り返しになりますが、自分の困っていることをなんでも気軽に相談できる
総合診療かかりつけ医がいるかいないかで、大きく結果がかわることがあります。
専門医はあくまで専門医、自分の得意分野しかみません。
あなたがほかで困っていても、自分の分野を治療していれば仕事としては
それで問題ないのです。
だからこそ、日本中に総合診療かかりつけ医を増やして、
普段の薬もだしてくれる
なんでも気軽に相談できる
いざというときも診てくれる
自分を診てくれる
ことがとても大事になってきます。
今ならまだ間に合います。
10年20年後に、安心して暮らせる日本に
手遅れになり、悲しむご高齢の方、ご家族の方を
1人でも減らしたいと思っています。