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当院には、他にかかりつけ医があるのに
受診する方がとても多いです。
理由は2つあります。
医師側の問題と患者さん側の問題です。
医師側の問題は、たとえば
いつも高血圧の薬を出している患者さんが
吐き気がある といって受診したときに
胃薬や吐き気止めを出して、終わり というパターンです。
(診療しない医師もいるぐらいです)
治らなければまた受診してください
と言えない医師がほとんどです
どうして、ここにくるのか
と思っている医師がほとんどです。
診察によって精密検査が必要と判断すれば、
総合病院に責任もって紹介する
ここまでやるのが、責任あるかかりつけ医です。
患者さん側の問題は、
こういう状況の時に、
治らなければまた自分で病院をさがすことです。
また同じところに受診すればいいのですが、
なぜかもう行かない
風邪のときもそうです。
咳がなおらないと、なぜかまた違うところに受診する
また、あの先生は高血圧のくすりだけもらっているだけだから
と、困っていることを先生に言わない
もしくは、総合病院にいつものくすりだけをもらいにいき
具合が悪くなると違うところに受診することがとても多いです
(病院をかかりつけにしないほうがいいです。近くのなんでも診てくれるクリニックを
かかりつけにしましょう)
そうなると、全部自分の責任で病院をさがすことになります。
若い人はできますが、高齢者はそんなことできません。
そんなことしているうちに、
高齢者は手遅れになるのです。
つまり
開業医は、患者さんが受診したら
責任もって診察するべきです。
よくならないときは、また来てください
その一言で
困る患者さんが減ります。
なんでも診るマインドをもった
総合診療かかりつけ医が
日本中に必要です。
絶対に必要です。