救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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「病院をたくさん持つより、あなたを知っている先生を一人持ってください。」

今日は、総合診療かかりつけ医として皆さんに一番伝えたいことがあります。

それは、

「全部まとめて診てくれる、かかりつけ医を持ってください。」

ということです。

最近、こんな患者さんが本当に増えています。

「先生、私は血圧は循環器です。」

「糖尿病は別の病院です。」

「腰は整形外科。」

「皮膚は皮膚科。」

「薬だけもらいに大学病院にも行っています。」

こういう患者さんは、決して珍しくありません。

もちろん、それぞれの専門医は必要です。

心臓の病気は循環器の先生。

腎臓なら腎臓の先生。

腰なら整形外科の先生。

専門的な治療には、その道のプロが欠かせません。

でも、ここで一つ質問があります。

もし今日の夜、お父さんやお母さんが39℃の熱を出したら、最初にどこへ行きますか。

急に歩けなくなったら。

食事ができなくなったら。

ぼーっとして会話がおかしくなったら。

どこの病院へ行けばいいでしょうか。

循環器でしょうか。

整形外科でしょうか。

大学病院でしょうか。

実際には、多くのご家族が電話口でこうおっしゃいます。

「先生、どこへ行けばいいか分からないんです。」

私は、この言葉を何度も聞いてきました。

病院はたくさん通っているのに、

困った時に最初に相談する先生がいない。

これが今の日本の医療で、とても大きな問題だと思っています。

私は総合診療かかりつけ医として、まず患者さん全体を診ます。

今飲んでいる薬は全部で何種類あるのか。

薬同士が影響していないか。

この症状は心臓なのか、肺なのか、それとも薬の副作用なのか。

本当に救急車を呼ぶべき状態なのか。

それとも自宅で様子を見られるのか。

専門医へお願いした方がいいのか。

まず整理するのが私たちの役割です。

私は患者さんによくこうお話しします。

「困ったら、まず私のところへ来てください。」

必要なら循環器の先生をご紹介します。

必要なら整形外科へお願いします。

必要なら、その日のうちに総合病院へ連絡します。

でも、最初に相談できる人がいるだけで、ご本人もご家族も安心できます。

実際に私は、

「先生に相談したら安心しました。」

「どこへ行けばいいか分かってよかったです。」

そんな言葉をたくさんいただいてきました。

私は、これからの日本では、

病院を増やすこと以上に、

「困ったら、まずこの先生に相談しよう。」

そう思える、かかりつけ医を持つことが大切だと思っています。

専門医は病気を診ます。

でも、患者さんは病気だけではありません。

生活があります。

家族があります。

介護があります。

仕事があります。

薬があります。

その全部をまとめて考える医師が必要です。

それが総合診療かかりつけ医です。

もし、ご自身やご家族に、

「何かあったら、まずこの先生に相談しよう。」

そう思える先生がいるなら、その存在をぜひ大切にしてください。

そして、もしまだいないのであれば、一人、

信頼できるかかりつけ医を見つけていただきたいと思います。

それが、これからの高齢化社会を安心して暮らしていくための、

大きな支えになると私は信じています。