救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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進路を悩んでいる医学生、研修医の先生方へ ~医師という職業のやりがい~

今これをみている医学生、研修医の先生方は

将来なにをしたいか決まっていたり、

悩んでいたり、なにも考えていなかったり

いろいろだと思います。

先生方よりすこし先輩の私から

すこしアドバイスできたらと思います。

医学部6年間では大学の先生からの講義だけで

開業医の講義はないと思いますので

ためになるかどうかわかりませんが

すこし開業医の私からお話させていただきます。

 

私は2004年に福島県立医科大学を卒業しました。

医師22年目です。

あっという間です。

学生のときは20年目の先生は大ベテランに見えていましたが

今の私はまだまだわからないことばかりと思う今日この頃です。

というのは、医学は教科書だけでは全然学べないことがわかったからです。

患者さんを治療するには、病気だけでなく患者さんを知らないといけないからです。

だから、心も体もその方の過去現在未来を考えてはじめて

治療できるので、難しいと思うことがたくさんあります。

 

私は、なんでも診るクリニックを開業して10年目になります。

つまり患者さんから一番近い存在の医師です。

患者さんがまず受診する私のクリニックには

月に6000人ほど受診しますが、

患者さんの訴えが100人いれば100人違います。

教科書通りの方は1人もいません。

だから、やりがいを強く感じます。

そこで私の診断がおかしかったり、患者さんが違う病院にいったりするたびに

反省しますが、とても勉強になり

その反省を次の患者さんに役立てることができます。

それで、患者さんが安心して治療を終えて、よくなると

こんなにやりがいのある仕事は他にあるのだろうかと思うほどです。

一般的に医師を20年やっていると、勉強することもなくなり

特に刺激もなくこのまま同じようにやっていく先生が多いと思いますが

私は、まだまだ勉強中で本当のかかりつけ医になりたいと思っています

そしてまだこんなにやりがいを感じられるなんて

開業してよかったと思っています。

 

医師の道は人それぞれです。

私は、外科と救急でやってきて、医師12年目に開業しました。

臨床好きな方もいれば研究が好きな方もいます。

内科外科整形外科小児科産婦人科小児科眼科耳鼻科精神科

いろいろありますがどの道でもやりがいがあります。

頭の片隅にいれておいていただきたいのは

これから医療機関が少なくなっていき、高齢者がふえるということは

患者さんの一番近い存在である開業医の質が問われるということです。

詳しくはほかのブログを読んでいただきたいのですが、

私が言っている総合診療かかりつけ医の存在意義が高まってきます。

患者さんがどんな症状でも飛び込んできたときに、逃げないでしっかり診察できれば

患者さんを助け、地域を守り、国を守ることにつながります。

ですので、先生方は救急の勉強は特にしっかりやってください。

3次救急ではなく、1次2次救急です。

私の友人は専門医ばかりですが

風邪も診れないですし、救命処置もできません。

日本の医師は、救急診療が弱いと思います。

 

先生方はなぜ医師を目指したのでしょうか

人を助けたい からだと思います。

これから、ご高齢の方も増え

病気になる方、救急も増えます。

都会では専門しかみないクリニックが増え

地方では医療機関がなくなっていきます。

そこで先生が、なんでも診る総合診療かかりつけ医になれば

たくさんの方を救うことができます。

私がやっている総合診療かかりつけ医は

とても多くの方が受診され、困っている方、辛い方を

たすけることが できます。

内科も外科も小児科も精神科も関係ありません。

受診された方を助けることができます。

 

これから先生方は、勤務医としてスタートすると思います。

そこで専門医を目指していく先生が大半だと思います。

そのときに視野を広くもち、

人を全部診れるように勉強をしていただきたいのです

とても大事なことですので、そのことを常に頭にいれていただきたいです。

人は臓器の寄せ集めではなく、すべてがつながっているからです。

一つ治しても、ほかにひずみができて

違う症状が出てしまいます。

専門に固執して、ほかのことは知らない

という考えだけはやめていただきたいと思います

 

そして、勤務医を10年ぐらいしたら、開業を考えてみてください。

地元に帰ってもいいですし、

好きなところでもいいです。

そこでは、自分の専門だけでなく

患者さんの訴えすべてに耳をかたむけて

頭から足の先まで、心も体も

急性期も慢性期も

ず診る、総合診療かかりつけ医になる道も

考えてみてください。

医師という職業は、他の仕事とちがって

物を売ることではありません。

患者さんの命を救うことです。

決して医師は神様ではありませんが

困っている患者さんは先生に助けを求めてきます。

そこで、誠心誠意患者さんに寄り添って

なんとかしてあげようとしてください。

決して、専門でないから

ほかに言ってください

など絶対に言わないでください

まじめに患者さんと向き合うことで

患者さんは、先生をかかりつけ医と思ってくれます

なにかあったら、自分のところにきてくれます。

それが、先生の医師としてのやりがいに変わります。

これからは、高齢者が増える日本です。

30年前と今は全然開業医の在り方が異なっています。

高血圧で通院している方が

けがをしたり、うつ病になったりするでしょう

1歳の子が転んで頭をぶつけたり

90歳の方がたくさん訴えをいうでしょう。

それは先生を頼ってきているのです。

総合診療かかりつけ医として

患者さんを助け、ご家族を助け

地域を守り、それが日本を救うことになります。

これから必要な医師像は

総合診療かかりつけ医だと確信しています。

 

私は

医師としてのやりがいは、患者さんの一番近い場所にある

と思っています。

患者さんの心からの感謝のお言葉をいただいたとき

ありがとう のその一言で

この道でよかったんだ

これからもがんばろう

初心に戻ることができます

これが私が続けられる理由です。

医学生のみなさん、研修医の先生方、

すこしでも総合診療かかりつけ医に興味があれば

気軽にご連絡いただければと思います。

クリニックを見学だけでもいいですし

食事しながらお話でもいいです。

先生方の未来は明るいです。

せっかく一生懸命勉強して、医師になるのですから

これからも勉強して、一人でも多くの患者さんを救いましょう。

ここまでおつきあいしていただき、ありがとうございました。

今日の話が先生方の輝かしい将来へのアドバイスになってくれたらうれしいです。

菊池 大和