救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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「すべての薬をまとめてみてくれる先生が必要です」

今、日本では70歳を超えると、
5つ、それ以上の病院に通っている方は珍しくありません。

例えば…

  • 血圧は内科
  • 糖尿病は糖尿病内科
  • 心臓は循環器
  • 腰は整形外科
  • 胃は消化器
  • 不眠は心療内科
  • 皮膚は皮膚科

それぞれの先生は、自分の専門の病気を一生懸命診ています。

私は以前、80代の女性を診ました。

「最近ふらふらして転ぶ。」
「食欲がない。」
「昼間も眠い。」

最初は年齢のせいだと思われていました。

しかし、お薬手帳を見せてもらうと…

全部で14種類。

さらに、違う病院から同じような睡眠薬が2種類。

胃薬も3種類。

痛み止めも重なっていました。

一つ一つ確認すると、

「先生、この薬は何の薬ですか?」

ご本人も分かっていませんでした。

そこで私は、

全部の薬を一覧にしました。

「これはもう必要ないですね。」

「これは同じ作用です。」

「これは副作用でふらついている可能性があります。」

一つずつ整理しました。

数週間後…

「先生、転ばなくなりました。」

「食欲も戻りました。」

「頭がすっきりしています。」

病気を治したわけではありません。

薬を整理しただけなんです。

高齢になるほど、

病気が増えるのは仕方ありません。

だから薬も増えます。

しかし、

薬が増えるほど、

薬同士がぶつかることがあります。

眠気。

転倒。

食欲低下。

便秘。

認知機能低下。

「年のせい」と思っていた症状が、

実は薬だったということは、本当によくあります。

だから私は、

患者さん全員にお願いしています。

病院ごとの薬ではなく、

全部の薬を一人の先生に見てもらってください。

薬を減らすことが目的ではありません。

必要な薬は続けます。

でも、

必要なくなった薬、

重複している薬、

副作用が強い薬は見直す。

これがとても大切です。

総合診療かかりつけ医の仕事は、

病気を一つずつ診ることではありません。

その人全体を見ることです。

病気も。

薬も。

生活も。

介護も。

家族も。

全部まとめて診る。

それが、かかりつけ医の役割です。