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きくち総合診療クリニック

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総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

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厚生労働省が示している「かかりつけ医」の理念を、患者さんの側から最も分かりやすく表した姿が 総合診療かかりつけ医。だと思っています。

「かかりつけ医」という言葉を、ただの“いつも薬をもらっている先生”という意味で考えないでください。

本来のかかりつけ医は、もっと大きな役割を持っています。

厚生労働省の公式サイトを見てみると、かかりつけ医について、

健康について何でも相談できる。
必要なときには専門医、専門医療機関を紹介してくれる。
そして、地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を持つ医師。

そう説明されています。

かかりつけ医とは、

血圧の薬をもらうだけの先生ではありません。

糖尿病だけを診てもらう先生でもありません。

風邪をひいたときだけ行く先生でもありません。

あなたの体について、まず最初に相談する医師です。

「胸が痛い。」

まず相談する。

「腰が痛い。」

まず相談する。

「最近、食欲がない。」

まず相談する。

「眠れない。」

まず相談する。

「足がむくんできた。」

まず相談する。

「なんとなく最近おかしい。」

これも相談する。

そこで診察をして、

自分のところで診るべきものなら、そのまま診る。

専門的な検査や治療が必要なら、循環器へ紹介する。

脳外科が必要なら脳外科へ紹介する。

整形外科が必要なら整形外科へ紹介する。

がんの治療が必要なら、大学病院や総合病院へ紹介する。

そして私は、ここが一番大事だと思っています。

専門治療が終わったら、また地域のかかりつけ医に戻ってくる。

今、多くの患者さんが困っています。

胸が痛い。

「循環器かな?」

皮膚に発疹が出た。

「皮膚科かな?」

腰も痛い。

「整形外科かな?」

眠れない。

「心療内科かな?」

患者さん自身が、

「私は何科に行けばいいんだろう」

と考えています。

でも私は、それは患者さんの仕事ではないと思っています。

患者さんは医者ではありません。

自分で病名を予想して、

自分で診療科を決めて、

自分で病院を探す。

そんなことまで患者さんに求める必要はありません。

だから、

まず一人の医師に相談する。

その医師が診て、

「これは私が診ます」

「これは専門医にお願いしましょう」

と判断すればいい。

それが、総合診療かかりつけ医です。

「専門医はいらない」という話ではありません

ここは誤解しないでください。

私は、

専門医がいらない

と言っているのではありません。

まったく逆です。

専門医は絶対に必要です。

心筋梗塞なら循環器。

脳卒中なら脳神経外科や神経内科。

がんなら、それぞれのがんの専門医。

高度な手術や治療には、高い専門性が必要です。

だからこそ私は、

専門医には、専門医にしかできない医療に集中してもらいたい。

と思っています。

そして、その入り口と出口を担うのが、

総合診療かかりつけ医です。

まず診る。

必要なら専門医につなぐ。

治療が終わったら、また地域で診る。

この役割分担ができれば、日本の医療はもっと分かりやすくなります。

 

日本の医療は今、

「かかりつけ医がいることが大切だ」

という方向へ、はっきり動いています。

では、その「かかりつけ医」とは誰なのか。

私は、国民にもっと分かりやすい言葉で表したい。

それが、

総合診療かかりつけ医

です。

私が考える「総合診療かかりつけ医」

難しく考えなくていいんです。

私の定義は、とてもシンプルです。

何でも相談できる。
いつもの薬もまとめて診てくれる。
そして、体調が悪くなったときに一番最初に相談する医師。

これが総合診療かかりつけ医です。

専門的な治療が必要なら専門医へ送る。

でも、

患者さんを手放さない。

紹介して終わりではない。

また戻ってきてもらう。

高血圧も、

糖尿病も、

腰痛も、

不眠も、

認知症も、

家族のことも、

介護のことも、

できる限り一人の患者さんの人生の中でつなげて考える。

病気を一個ずつバラバラに診るのではない。

一人の人間として診る。

「どこの病院に行けばいいですか?」をなくしたい

私は、日本中からこの言葉を減らしたいと思っています。

「先生、私はどこの病院に行けばいいですか?」

その答えは、本当は簡単なんです。

まず、あなたのかかりつけ医に相談してください。

そして、その医師が、

「ここで診られます」

「この検査をしましょう」

「これは大学病院へ行きましょう」

と判断する。

患者さんが病院を探すのではない。

医療側が患者さんを正しい場所へつなぐ。

その中心にいるのが、総合診療かかりつけ医です。

最後に

私は、これからの日本に必要なのは、

病院をもっと増やすことだけでも、

専門医をもっと増やすことだけでもないと思っています。

必要なのは、

国民一人ひとりに、「困ったら、この先生に相談すればいい」という医師がいることです。

だから私は、本気でこういう社会をつくりたい。

「日本人全員が、自分のかかりつけ医の名前を言える社会。」

「あなたのかかりつけ医は誰ですか?」

そう聞かれたときに、

ほとんどの人が一人の医師の顔を思い浮かべる。

そんな日本です。

病気になるたびに病院を探さなくていい。

何科に行くべきか悩まなくていい。

困ったら、まず相談する。

必要なら専門医につないでもらう。

そして、また戻ってくる。

私は、それこそが、

厚生労働省が示している「かかりつけ医」の理念を、

患者さんの側から最も分かりやすく表した姿が

総合診療かかりつけ医。です。

日本の医療を支えるのは、
患者さんのすべてを最初に受け止め、
必要な医療へつなぎ、
そして最後まで診続ける医師です。

総合診療かかりつけ医が、患者を救う。

総合診療かかりつけ医が、地域医療を救う。

そして私は、

総合診療かかりつけ医が、日本の医療を救う。

そう信じています。