「総合診療」という言葉ですが、すこし聞きなれない言葉かもしれませんので、ご説明いたします。
総合診療について
About comprehensive medical treatment
About comprehensive medical treatment
「総合診療」という言葉ですが、すこし聞きなれない言葉かもしれませんので、ご説明いたします。
昔の町医者は、ある意味、総合診療医でした。住民の健康相談にのり、適切にアドバイスをする。しかし、近年あまりにも専門医を探す風潮になり、臓器別(病気別)にみる医師が増え、総合的にみてくれる、本当のかかりつけ医が少なくなりました。
これはとても危険なことで、体を壊した時に、どの医師が責任もって、相談、治療をしてくれるのでしょうか。
総合診療医は、すべての病気について、深く広い知識をもっています。生活習慣病や認知症などの慢性期疾患や、突然のけがや病気などの急性期疾患も、総合的に診療する医師のことを指します。
01.ご高齢の方は、いくつもの病気をかかえています。病気について深い知識を持ちながら、体全体を、総合的に診察し(たとえば薬の飲み合わせなどの調整をしたり)、ライフスタイルにあった診療を行います。
02.一つの症状から、いろんな病気を考えながら、診察、検査、治療をします。
たとえば、腰痛だからといって、整形外科に受診すればいいと思ってませんか?
もちろん頻度は多いですが、内臓の怖い病気も隠されており、手遅れになることもあります。胆嚢炎、腎盂腎炎、大動脈解離などをみつけ、治療します。
03.一人の患者さんには、多くの職種の方が関わって治療しています。看護師、薬剤師、介護士、リハビリ療法士、管理栄養医、そして医師とご家族。そのような医療チームを総合的にまとめる医師でもあります。
きくち総合診療クリニックは、住民の方々の、よき 相談医、家庭医、総合診療医、救急医として、総合的に、診察、治療をします。それが、本当のかかりつけ医だからです。