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70代の男性の方です。
普段は2か月に1回、大学病院の腎臓内科に採血と高血圧の薬をもらいに通院しています。
5月末から体調が悪くなり、不眠と食欲がなくなってきました。
奥様が、精神科につれていき、自律神経の漢方を処方してもらいました。
しかしよくならないために、当院にご家族で受診されました。
奥様から話をきいたあと採血をしました。
結果は、危険な状態の低ナトリウム血症でしたので、
それによる不眠と食欲不振と診断し
治療を開始しています。
この流れで気になるポイントがあります。
①普段のかかりつけ、つまり大学には、
くすりだけもらいにいっているだけということで
いざといなったら、大学まで行けないですし、
予約もとれないですし
自分たちで病院を探さないといけない
②自分たちで精神科だと決めつけて、精神科をさがしていること
そこで精神科の医師も症状に対しての薬だけを出し、
よくなら治らなかったら、またきてくださいと言わないため
なおらないときは、また患者さん家族が
違う病院を探さないいけない
③かかりつけ医でなければ、くすりだけ出して終わりです。
継続してみてくれません。
このようなかかり方は、あたりまえになっていますが
あたりまえにしてはいけないと思っています。
医療機関が多い場所なら困らないかもしれませんが
地方は医師が少ないですし、都内も専門の医師ばかりで
視野広く、責任もって診てくれる医師に出会えるかによって
大きくかわってしまいます。
まとめますと、落ち着いている方は、
大学病院から家の近くのクリニックに移ったほうがいいです。
そうすれば、そこが自分のかかりつけ医になり、
なにかあればそこに行けばいいと思います。
普段はそこで採血し、異常があれば大学病院に紹介してもらえば
とても楽です。
総合診療かかりつけ医は、視野広く診察しますので、
怖い病気なのか、心の病気なのか
急な病気なのか、を考えます。
このような日本にならないと、困る高齢者が増えると思っています。
いろんな病院に受診して薬だけをもらう高齢者が増えれば
もちろん日本に医療費もこれから増えていくでしょう。
高齢者は、いろんな病気をもち、これが絡み合っていますし
急な怖い病気も、教科書にない症状を訴えます。
診断治療がうまくいくためには、普段元気なときの顔色、話し方、
性格も知っているかかりつけ医が
調子わるいときも診察したほうが、その違いがわかり、
話も早く、スムーズに治療につながります。