救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

救急診療・総合診療・小児診療・CT/MRI
きくち総合診療クリニック

LINE友だち追加Instagram

総合診療かかりつけ医が全国に拡がれば、
地域医療は守られる

ブログ

Blog

筋トレすると 出るホルモン

筋力トレーニングを行うと、さまざまなホルモンが分泌されます。

筋肥大だけでなく、脂肪燃焼、気分の改善、健康維持にも関わる重要なホルモンです。

1. テストステロン

効果

  • 筋肥大
  • 筋力向上
  • 骨を強くする
  • やる気・活力向上

2. 成長ホルモン(GH)

効果

  • 筋肉修復
  • 脂肪燃焼
  • コラーゲン生成
  • アンチエイジング

3. IGF-1

効果

  • 筋肥大
  • 筋肉の再生
  • 骨形成
  • 細胞成長

4. アドレナリン

効果

  • 心拍数上昇
  • パワーアップ
  • 集中力向上
  • 脂肪燃焼

5. ノルアドレナリン

効果

  • 覚醒
  • 集中力向上
  • 脂肪分解
  • 血圧維持

6. エンドルフィン

効果

  • 幸福感
  • 鎮痛作用
  • ストレス軽減

7. ドーパミン

効果

  • やる気
  • 達成感
  • モチベーション向上

8. セロトニン

効果

  • 精神安定
  • 睡眠改善
  • 不安軽減

9. BDNF(脳由来神経栄養因子)

※ホルモンではなく神経栄養因子

効果

  • 記憶力向上
  • 学習能力向上
  • 認知症予防
  • 脳の可塑性向上

10. インスリン感受性の改善

筋トレにより骨格筋での糖取り込みが改善します。

効果

  • 糖尿病予防
  • 血糖改善
  • メタボ改善

11. マイオカイン(Myokines)

筋肉から分泌される生理活性物質

筋肉は、運動すると全身にさまざまな物質を放出し、臓器同士の情報伝達を行います。

代表的なマイオカインには次のようなものがあります。

IL-6

  • 運動時に骨格筋から分泌
  • 肝臓で糖放出を促進
  • 脂肪分解を促進
  • 慢性炎症を抑える方向にも働くことがある(運動時の一過性上昇)

IL-15

  • 筋肥大を促進
  • 筋量維持
  • 内臓脂肪減少との関連

Irisin(イリシン)

  • 白色脂肪を褐色脂肪様に変化させる「ベージュ化」を促進
  • エネルギー消費増加
  • 認知機能との関連も研究中

BDNF

  • 骨格筋でも産生されることがあり、脳機能維持との関連が示されています。

SPARC

  • 大腸がん予防との関連が研究されている
  • 組織修復にも関与

Decorin

  • 筋肥大を抑制するミオスタチンを抑える方向に作用
  • 筋肉増加を促進

筋肉は、体を動かすだけの臓器ではありません。

筋肉はホルモンやマイオカインを分泌し、脳・心臓・肝臓・脂肪・骨・免疫系と対話する”最大の内分泌臓器”でもあります。

「筋トレは筋肉を鍛えるためだけではありません。

 筋肉という“薬局”を働かせ、全身に健康を届ける治療なのです。」