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定期的に当院に生活習慣病で通院している方です。
胃が痛いということで、歩いて予約なしで受診されました。
CTで急性膵炎を認め、救急車で総合病院に行き、入院治療できました。
私はこの方を数年前から診ています。
この方の元気なときの顔色も話し方も痛がり方も知っています。
いつもとは違う感じがしたのでCTをとりました。
もしこの方が、はじめての消化器の専門医を探して受診していたら、
胃薬を出して終わっていたでしょう。
急性膵炎は半日で悪化し、命をおとす可能性のある病気です。
AIが普及したら、胃がいたい といれれば、いろんな病気が出てくるでしょう。
しかし今すぐ病院に行ってください とは言われないでしょう。
そこが怖いところです。
特に高齢者にはAIを使うのが難しく、使えたとしてそれに従えば
今回のように早期発見できないでしょう。
AIはまた専門医を紹介するかもしれません。
自分の家の近くになかったら、探さないといけません。
はじめての専門医に受診できたとしても、胃薬で終わるでしょう。
先生は、患者さんの 胃 しか診ていないからです。
患者さんが胃が心配といえば、胃のことしかみないでしょう。
しかし視野広くみてくれる総合診療かかりつけ医がいれば、
いつもの自分をわかってくれる先生がみて、最短で治療に結びつきます。
AIが進歩したり、専門医ばかりの未来では
高齢者の手遅れを防ぐことが困難と感じています。
総合診療かかりつけ医だけが、患者さん、家族、地域、日本を救います。
AIが進歩しても、患者さんを診る医師がいなければ
患者さんは余計に困るだけで、助けることもできません。
この方は、助かって本当によかったです。
またなにか困ったことがあれば、気軽に受診してください。