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テレビ局、ラジオ局、新聞、雑誌、Webメディアなど、
メディア関係者の皆さまへ。
今、日本には、
毎月きちんと病院に通っているのに、
いざという時に診てもらえない患者さんがたくさんいます。
高血圧で総合病院に通っている。
心臓の薬ももらっている。
糖尿病の薬ももらっている。
患者さんからすれば、
「私は毎月、大きな病院に通っている。
何かあっても安心だ」
そう思いますよね。
ところが、ある日。
胸が苦しい。
腕がしびれる。
眠れない。
めまいがする。
転んだ。
食欲がない。
そんな時に病院へ電話すると、
「今日は予約がいっぱいです」
「その症状は別の科です」
「整形外科を受診してください」
「脳神経外科を探してください」
と言われることがあります。
そしてまた、患者さん自身が病院を探す。
電話をする。
予約を取る。
何科に行くのかを自分で決める。
でも、
80歳、90歳の高齢者に、それが本当にできますか。
一人暮らしの方。
少し物忘れが始まっている方。
体調が悪く、不安になっている方。
そういう患者さんに、
「自分で正しい診療科を選んでください」
という医療を続けていいのでしょうか。
私は、ここに大きな問題があると思っています。
そして、もっと大切なことがあります。
人間の症状は、全部つながっています。
血圧が高い。
眠れない。
食欲がない。
ふらつく。
転ぶ。
物忘れが増えた。
元気がない。
一つ一つを別々の病気として見ることもできます。
でも実際には、
薬の影響かもしれない。
心臓の病気かもしれない。
脳の病気かもしれない。
脱水かもしれない。
家族環境の変化かもしれない。
一つの出来事が、
別の症状につながっていることがあります。
だから私は、
症状ごとに患者さんを分けるのではなく、
一人の人間としてまとめて診る医師が必要だ
と考えています。
一人の信頼できる医師が、
普段の血圧を知っている。
飲んでいる薬を全部知っている。
これまでの病気を知っている。
最近眠れていないことも知っている。
家族のことも知っている。
歩き方が少し変わったことも知っている。
そうすれば、
患者さんは毎回一から説明しなくていい。
患者さんは安心できます。
そして医師側も、
「この人は普段と何が違うのか」
が分かります。
だから、
医師にとっても診察しやすくなるんです。
これが、
私が考える
「総合診療かかりつけ医」
です。
いつもの薬だけ出す医師ではありません。
風邪だけ診る医師でもありません。
普段からその人全体を知り、
いざという時にまず診る医師です。
必要であれば、
循環器。
脳神経外科。
整形外科。
精神科。
がんの専門病院。
適切な専門医につなげればいい。
大事なのは、
最初の入口が一つあることです。
私はこれを、
「平時の処方、
有事の入口、
そしてその後の伴走」
と表現しています。
普段はいつもの薬を診る。
何かあったらまず診る。
専門治療が終わったら、
またその後を診続ける。
この流れが、
これからの日本には必要だと思っています。
なぜなら、
これから日本は、高齢者が激増する時代だからです。
高齢になれば、
病気は一つではありません。
高血圧もある。
糖尿病もある。
腰も痛い。
眠れない。
物忘れもある。
薬も何種類も飲んでいる。
そんな時代に、
症状ごとに別々の病院へ行く医療だけでは、
患者さんも家族も疲れてしまいます。
だからこそ私は、
これからの医療で最も大切なのは、
「まず、かかりつけ医の質を上げること」
だと思っています。
病院を大きくすることより先に。
専門医を増やすことだけより先に。
患者さんの一番近くにいる医師が、
どれだけ幅広く診られるか。
どれだけ異変に気づけるか。
どれだけ責任を持って、その人を診続けられるか。
そこが一番大事です。
私は本気で、
日本人全員が、自分のかかりつけ医の名前を言える社会をつくりたい。
「何かあったら、まずあの先生。」
そう言える医師が一人いれば、
患者さんも安心する。
家族も安心する。
医師も、その人をより深く診ることができる。
そして結果として、
病気の見逃しや手遅れを減らせる可能性があります。
だから、
テレビ局。
ラジオ局。
新聞社。
雑誌社。
Webメディア。
YouTube、TikTokなど、
発信する力を持っている皆さまにお願いがあります。
「総合診療かかりつけ医」という考え方を、
全国に広げる力を貸してください。
そしてぜひ、
私たちの講演会に来てください。
実際に医療現場で何が起きているのか。
なぜ患者さんが病院探しに疲れているのか。
なぜ一人の医師が、その人全体を診ることが必要なのか。
これから日本に必要な医療について、
実際の患者さんの話を交えてお伝えします。
広めたいのは、
私の名前ではありません。
広めたいのは、
「何かあったら、まずあの先生」
という医療です。
いつもの薬も。
いざという時も。
そしてその後も。
全部つながっているから、
一人の医師が、その人全体を診る。
総合診療かかりつけ医を、
日本の当たり前に。
ぜひ講演会にお越しください。