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皆さん、日本には、かかりつけ医がいない人が何人いると思いますか?
100万人でしょうか。500万人でしょうか。
実は、内閣府の2019年の調査では、成人の約4割が、かかりつけ医がいないと答えています。
これを現在の日本の成人の人口に当てはめて考えると、約4,200万人という規模になります。
もちろん、これは当時の調査結果を現在の人口に当てはめた試算で、今の実際の人数ではありません。
それでも、私は非常に大きな数字だと思います。
そして、さらに気になる数字があります。
かかりつけ医がいない人の約15%は、その理由として「大きな医療機関に行けばよいから」と答えているのです。
これも人口に当てはめると、約620万人という規模です。
つまり、身近なかかりつけ医がいなくても、大きな病院があればよいと考える人が、これほどいる可能性があるのです。
しかし、私は皆さんにお聞きしたい。
大学病院に通っていれば、どんな病気になっても安心なのでしょうか?
例えば、心臓の病気で大学病院に通っている患者さん。
ある日、突然息切れが起こった。
循環器内科の予約は1か月後。
近くの内科を受診してくださいと言われた。
そこで、自分で病院を探す。
調べてみたら、原因は心臓ではなく、肺がんだった。
こんなことが実際の医療現場では起こるのです。
私は、専門医の先生方を否定しているのではありません。
専門医は絶対に必要です。
しかし、患者さんにとって本当に必要なのは、専門医だけではありません。
どんな症状が出ても、まず自分を診てくれる医師がいることです。
そして、もう一つ、考えてください。
先ほどの調査を人口に当てはめると、かかりつけ医の必要性を考えたことがない人も約1,150万人という規模になります。
私は、これを変えたい。
病院を探し続ける医療から、いつもの先生にまず相談できる医療へ。
病気ごとに患者さんを分けるのではなく、一人の人間として全体を診る医療へ。
日本人全員が、自分のかかりつけ医の名前を言える社会をつくる。
これが、私の目標です。