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総合診療医
かぜ症候群
2017年2月26日
総合診療医
「かぜ」という病気はなく、鼻水、咳、咽頭痛などの症状を総合して、 「かぜ症候群」と呼びます。 かぜと思っていても、インフルエンザ、副鼻腔炎、扁桃炎・咽頭炎、 肺炎、百日咳、結核などの場合もあり、適切な検査が必要です。 また、抗生物質は不要ですが、3日間以上の熱や、痰が汚い、65歳以上の方などの 場合は、適切に抗生物質を使用する必要があります。 かぜは、一般的に1週間以内に治るものですが、 高齢の方...
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高尿酸血症・痛風
2017年2月24日
総合診療医
レバーや干物に多く含まれる「プリン体」。 これを摂取すると、体内で代謝されますが、ここでできる老廃物(残りカス)が 尿酸です。 血中尿酸値が上がると、痛風(関節炎)や腎障害を起こします。 検診で早期発見し、生活習慣病の改善をすることが、治療になります。 アルコールは、1日ビール500mlまで、日本酒1合までにしましょう。 週3回、30分の運動をしましょう。 十分に水分を摂りましょう。 きくち総合診...
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脂質異常症
2017年2月23日
総合診療医
脂質異常症(高脂血症)は、血液内に、コレステロールや中性脂肪が多くなる状態です。 もちろん、症状はありません。 しかし、これを放置しておくと、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。 食生活の変化により、脂質異常症の方が増えています。 ほとんどの場合、カロリーオーバーの食事が原因であり、栄養指導や運動指導で 改善しますが、糖尿病や甲状腺疾患、肝疾患、腎疾患などに合併するものも ありますので、検査が...
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糖尿病
2017年2月22日
総合診療医
「糖尿病」は、血中に糖が多い状態が続き、いろんな臓器に悪さをする病気です。 日本に予備軍も含めると、2000万人いると言われています。 糖尿病を治療しないと、網膜症から失明したり、腎障害から透析になったり、 神経・血流障害から足の壊死を起こします。 また高齢の糖尿病の方は、認知症になる確率が2~4倍とも言われています。 感染症にも弱くなり、肺炎になりやすくなり、治りにくくなります。 40代、50代...
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高血圧
2017年2月20日
総合診療医
皆さん、血圧測ってますか? 血圧140mmHg以上であれば、それは高血圧です。 実に日本人の4000万人が高血圧と言われていますが、 その1/4の方しか通院していません。 厚労省の調査では、30代の方の10人に1人、60代以上の方の2人に1人が 高血圧です。 高血圧になると全身の血管が硬くなり(動脈硬化)、 脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、腎不全などの病気を起こし、命を脅かします。 命が助かっても、寝た...
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生活習慣病
2017年2月19日
総合診療医
「生活習慣病」は、以前は成人病と言われていましたが、平成8年に改名されました。 食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進展に 大きく関与する疾患群 と定義されます。 高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満に加え、 心臓病、がん、脳卒中、さらには 骨粗しょう症、肝臓病、痛風、肺気腫なども含まれます。 日本人の死亡原因の6割が、生活習慣病によるものです。 働き盛りの40代、50代の方は、...
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腰痛
2017年2月12日
総合診療医
腰が痛い高齢の方は、大勢います。 頻度的に、一番多いのは「急性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症」ですが、 最も緊急性のある怖い病気は、「腹部大動脈破裂」です。 高血圧の方が、突然、背中や腰が痛くなったときは要注意です。 これは一刻を争うので、まずこれを除外するために、CTを撮影します。 また尿管結石や腎臓の病気、膵炎、胆石など、整形的な病気以外もあるので、 しっかり検査をする必要があります...
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腹痛
2017年2月11日
総合診療医
腹痛で来院される患者さんはとても多いです。 大体、腹痛の場所で病気がある程度予測はできますが、困難な時も多いのが現実です。 心窩部痛なら、胃炎や胃潰瘍など、下腹部痛なら腸炎や腸閉塞、卵巣の病気などです。 一番緊急性のある病気は、腹部大動脈破裂ですが、これにはCTが必要です。 最近「胃が痛い」という若い女性が来院されましたが、 CTとると卵巣出血で緊急手術になりました。 このように、痛い場所と病気の...
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胸痛
2017年2月10日
総合診療医
一概に胸痛といっても、チクチクした痛み、ドキドキする、締め付けられるなど、 患者さんはいろいろな訴え方をします。 緊急性があるものは、心筋梗塞や胸部大動脈解離です。 そのほか、肺塞栓症や気胸など肺の病気がありますが、 これらは採血、心電図、CTで鑑別がつきます。 意外にお腹の病気(胃潰瘍、胆石、膵炎)で胸が痛くなることもあります。 その他、帯状疱疹や肋間神経痛、心臓神経症、逆流性食道炎(意外に多い...
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頭痛
2017年2月7日
総合診療医
片頭痛の患者さんは、日本で何人いるかご存知でしょうか? 約700万人です。 これは、糖尿病患者さんと同じ人数です。もはや国民病ですね。 外来に頭痛で受診される方はとても多いです。 頭痛は、症候性頭痛と機能性頭痛に分けられますが、前者はCTなどの検査で原因が目に見えるものです。 脳出血や脳炎、脳腫瘍などです。後者は、原因が目に見えないもので、緊張型頭痛や片頭痛などです。 頭痛の80%以上を後者が占め...
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